白百合女子大学60周年に向けて

白百合女子大学は、1965年(昭和40年)に九段から現在の地、調布に移り、短期大学から4年制大学へとなりました。それから60年…2025年に60周年を迎えます。

1989年(昭和64年)創立25周年の際に、初代学長でいらっしゃったSr.三島初江が以下のように、お書きになっていらっしゃいます。

“昭和30年代後半は日本経済も安定し、女子の4年制大学進学率が年々伸び始めておりました。社会もあらゆる分野にわたって進展し、40年代に向かって大きく飛躍しようとしていた時期。そして女性もこの前進の波に乗ろうとしていました。たしかに乗らなければならなかったのです“

“4年制大学という高等教育において勉強し、修得した知識は愛にかえられなければならない。それは、将来母親となって家庭を守り、育児においてりっぱに愛に変えられる。また社会にあって活躍するときも、周囲に喜びと慰めを与えることによって愛となる。学んだ知識を愛に変える道を、これからの若い女性に教えていかなければならない“

この「自ら進んで他者につかえ、社会に貢献する」という教えは、もう少しで創立60年になる今でも変わらず、そして、その教えはすべての同窓生の心にしっかりと刻まれています。育ててくれた大学、マスール方、教職員の先生、ともに学んだ同級生たちへの感謝の気持ちで満ちた60周年をともに迎えましょう。

※白百合女子大学同窓会60周年記念に関しましては、決まり次第、こちらのホームページに記載させていただきます